「高専生に、もっと自信を持って数々の挑戦してほしい」物足りない高専生の挑戦~秋田高専OB鈴木さん~Vol.19

今回は秋田高専OBの鈴木さんのインタビューです。

高専卒で就職したのち
スポーツ系ベンチャーに転職
現在は医療系ベンチャーの管理職を担われており
独特のキャリアを積まれています。

現状に物足りない高専生は必見です!

鈴木さん

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■略歴をお聞かせください

2010年に秋田高専の機械工学科を卒業しました。
卒業後は、花王(株)に就職し、生産技術開発を行っておりました。
その後、スポーツ系ベンチャー企業にてスポーツ事業の立ち上げを行い、
現在は医療系ベンチャーである(株)ワイズにて管理職として勤務しております。

脳血管疾患の後遺症に特化した「脳梗塞リハビリセンター」を5施設、
リハビリ&フィットネス型デイサービス「アルクル」を6施設、
整骨院・リラクゼーションを7店舗、
合計18施設を全て直営で運営しています。
自費・介護保険・医療保険という兼ね合いの事業です。

設立2年が経ち、社員も100名を超え、
営業推進室 室長として、
今後の更なる事業発展・施設開設のため奮闘しています。

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■高専へ進学した理由

小さいころから好奇心が強く特に車が大好きでした。
何事も最初からうまくできたわけではなく
失敗から学びながらtry and errorを繰り返しいろいろなことに挑戦していくのが好きでした。

高専との出会いは、高校受験のタイミングで
とにかく早く家から出たいという気持ちが強く
高専=自由というイメージもあって高専に進学することを決めました。

受験に際しては、それまで全く勉強してきておらず
一日中勉強をしました。人生で一番勉強したかもしれませんね(笑)

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■高専生活はいかがでしたか?

私は1年生から入寮していたのですが、
寮生活は、物凄く楽しかったです。
毎日がほんとに修学旅行みたいな(笑)
ただ、何か物足りなさはありましたね。
高専という枠内だけでなく、
もっと広く色々なことが知りたいな~と。

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■進路に関してはどのように選択されましたか

早く社会に出たいなと強く思っており、4年生の段階で就職することに決めていました。

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■鈴木さんはとても独特なキャリアを積まれていると思いますが,その原点はどこにあるのでしょうか

漠然としていますが、楽しいことがとにかく大好きで、
「あったらいいな」という”何か”を作りたい気持ちは昔から変わっていません。
また、1を10にするより、0を1にするほうが得意というか、好きでした。

私の両親が、とにかく何でもやってみろ!というタイプだったのが大きいかと思います。

しかし、介護施設での祖父の死をキッカケに、
「あったらいいな」ではなく、
「なくてはならない」何かを考えるようになりました。

“今後、超高齢社会に突入するにあたり、
もし自分が高齢になった時はどうなっているんだろう。“

そう思ったときに、動かずにはいられませんでした。

医療介護という畑がまったく違う世界なので、
知識が全く無かったのですが、
とりあえず大阪の介護ベンチャー企業にアポを取り、
社長に会いにいきました。

どこの誰かも知らない23歳の若造が突然伺ったにもかかわらず、
介護の現状・将来性・就業状況など、
細かく色々教えてくれ、凄く影響を受けました。

そこで、自分の医療福祉業界での挑戦を決意しました。

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■現役生に向けてメッセージをお願いします

「高専生に、もっと自信を持って数々の挑戦してほしい」

と強く思います。

・高専を卒業し、大企業に就職できりゃそれでいいや。

・大学行ってないし、社内じゃ身分が低いし…。

・仕事に不満があっても、高専卒なんだから仕方がない。

・転職してもどうせいい仕事はないだろうな。

などなど、本当は何かしたいと思っていても、

学部・出身校などの環境を理由に、諦めてしまう人がいると思います。

「高専生の底力」

高専でしか学べない人間性・知識・強さ

学歴なんて関係ない、この高専生というブランドに自信を持ち、

もっともっと自分の可能性へ挑戦してほしいです。

私の経験談で少しでも

高専生のヤル気を上げれたらなと思います。

本日はありがとうございました。

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熱い気持ちを前面に出し
高専生の可能性を語っていただきました。

学歴や肩書にとらわれず、自分がやってきたことに自信を持ち
前向きに進んでいき鈴木さんから学ぶことはたくさんあると思います。

直接、現役生の皆さんと話してみたいと鈴木さんから機会をいただきましたので
鈴木さんの熱量を感じてみたい!という方は
高専ベンチャーまでお問い合わせください。

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