こんにちは、古市です。

少し古い記事にはなるのですが、高専vs大学「奨学金延滞率」の違いは衝撃的だというタイトル記事を発見しました。僕も奨学生という身で大学に在籍しているため、記事の内容は非常に興味深いものでした。

■要約

要約をする前に延滞率の定義をします。

●延滞率の定義
奨学金延滞率(後、延滞率):分母を2017年までの5年間に返済義務が生じた貸与修了者、分子を2015年度末時点で3ヶ月以上延滞している者とした百分率

東洋経済オンライン編集部が日本学生支援機構が公開している情報を元に、高専生の延滞率(2017年時点)を調査したところ次の2点が分かった。

  • 大学全体の平均延滞率が1.3%に対し、高専全体の平均延滞率は0.7%と下回る数値
  • 全国57高専のうち、半数近くの23校では延滞率が0%と安定している。

大学に比べ高専の平均延滞率が下回っている背景には、以下2点が挙げられる。

①国立高専の授業料は大学の授業料に比べて低額であり、学生への負担が小さい

②高専卒業生に対する求人倍率は約10~20倍、就職希望者の就職率はほぼ100%であり等社会からの需要が高い

■2015年度末時点延滞額総計は880億円らしい

先ほど紹介した記事と同年度に、東洋経済オンライン編集部が全大学の奨学金延滞率について執筆している記事を発見しました。どうやら、2015年度末時点延滞額総計は880億円に上るらしい。

「延滞に対する責任の所在は誰にあるのか?」という視点で、記事は展開されていく。面白い点は、学生にはもちろん責任はあるが学校側にも問題があるでしょ?という切り口です。

延滞率の高さが目立つのが、やはり地方の私立大学だ。都市部と比較して、学生が就職してからの給与水準などに大きく影響を受けていることがうかがえる。一方で、国公立大学は地域にかかわらずランキング下位に固まっており、堅実さを見せている。

引用元:東洋経済オンライン

確かに、地方私立大が他の大学に比べて延滞率が高い傾向にあることがデータからうかがえますね。

■感想

奨学金を借りることについて、僕は反対ではありません。なぜなら、奨学金を借りれないと学業に専念できない、または学校に通うことが困難な学生はたくさんいるからです。

しかし、奨学金が実質の借金であることを踏まえると「返済義務」が生じることを決して忘れてはいけません。卒業後の進路とその先を長い目で見つめる必要がありそうですね。

学校入学の時点で卒業生の給与を知ることは困難、つまり卒業後に月々奨学金を返済することができる経済力を自身が持っているかどうか?を把握することは難しいかもしれません。入学する大学の奨学金延滞率を一つの判断材料として参考にしてみるといいかもしれません。延滞率を軸で考えれば、高専は奨学生に易しい教育機関かもしれません。